本サイトの方法論

このページは、私がどういう前提と作法でコンテンツを書いているかを開示するための、いわば設計図だ。私のように「根拠のない断言」を最も嫌う読者にこそ、先に読んでほしい。何を信じてよくて、何を割り引いて読むべきかを、ここで明確にしておく。

1. このサイトを貫く前提:恋愛は確率論である

本サイトのすべての記事は、一つの前提の上に成り立っている。すなわち、マッチングアプリにおける成果は、感情やセンスではなく、確率の設計でほぼ説明できるという前提だ。

確率論として捉えると、やるべきことは三つに整理できる。

  • 母数を増やす。 試行回数が少なければ、どれだけ質を上げても成果は安定しない。まずは接触の母数を確保するのが先だ。
  • 型化する。 プロフィール、メッセージ、会話運びを「その都度の思いつき」でやると、何が効いたのか検証できない。型に落とすことで、はじめて改善が可能になる。
  • 投資対効果で判断する。 時間・課金・労力には限りがある。最も成果に効く一点から順に投資する。優先順位を間違えると、努力の量が同じでも結果は何倍も変わる。

この三点が、本サイトに登場するあらゆるテクニックの背骨だ。個別の小技は、すべてこのどれかに紐づいている。

2. 数値の扱いについて(最重要)

私は本サイトで、しばしば数字に触れる。「○往復でLINEへ」「打診の成功率」「月に何人」といった具合に。ここで、数値の扱い方について明確に約束しておく。

  • 数値は「一般的な傾向」または「私個人の運用実績」として提示する。 業界全体の確定した統計として断定することはしない。
  • 「絶対」「100%」「必ず」といった断定はしない。 そう言い切れる事象は、この分野には存在しないからだ。確率を扱う以上、結果には必ずばらつきがある。
  • 出典のある数字と、私の体感値は、文中で区別するよう努める。 体感を統計のように見せかけることは、エビデンス志向を名乗る以上やってはいけないことだと考えている。

数字は説得の道具にもなるが、捏造した瞬間にすべての信頼を失う。私はその一線を守る。

3. 参考文献・エビデンスのポリシー

本サイトでは、心理学・行動経済学・統計的な考え方を下敷きにすることが多い。その際の方針は次のとおりだ。

  • 確立された知見(例:第一印象の形成、選択肢の絞り込みと意思決定など)に言及する場合、それが一般に知られた概念なのか、私の解釈なのかを区別して書く。
  • 学術的な主張を引く場合は、可能な範囲で出典の所在を示す。ただし、私は研究者ではなく実践者だ。原典を取り違える可能性はゼロではないため、重要な判断は読者自身でも一次情報を確認してほしい。
  • 「科学的」という言葉を看板に掲げる以上、反証されうる形で書くことを心がける。検証も反論もできない断言は、科学ではなくただのポジショントークだ。

4. このサイトが書かないこと

透明性のために、扱わない領域も明記しておく。

  • 相手を欺く手口は扱わない。 既婚を隠す、嘘の身分を名乗る、相手の意思に反して行動させる——こうしたものは技術ではなく加害だ。本サイトの確率論は、あくまで18歳以上同士の合意を前提とした関係づくりに限定される。
  • 精神論・根性論は書かない。 「気合で乗り切れ」の類は、再現性がなく検証もできないため、本サイトの方法論とは相容れない。
  • 誰にでも当てはまる魔法は書かない。 型は勝率を上げるが、結果を保証はしない。それを保証と偽る発信はしない。

5. 読者へのお願い

本サイトの内容は、あなたの試行回数の中で検証されてはじめて意味を持つ。私の書いた型をそのまま信じる必要はない。むしろ、自分のアカウントで小さく試し、効いたものを残し、効かなかったものを捨ててほしい。

確率論の主役は、最終的にはあなた自身の試行データだ。私が提供できるのは、その試行を効率化するための設計図にすぎない。設計図は、使われて検証されてはじめて価値になる。